マタニティ指圧　　　　

これらは妊娠のそれぞれの時期で、妊婦さんに起こりがちなお体の辛さです。

辛いけど薬は使えない。

でも「妊娠中に指圧やマッサージをして良いのか？」と不安になったり、またどこでやってもらえば安心なのかも分からずについつい我慢してしまう妊婦さんも多いようです。

確かに世の中には妊婦さんのお体のことをあまり知らずに施術をしている方も一定数いらっしゃると思います。

お体の辛さを我慢してストレスを溜めながら、10カ月超にわたる妊娠期間を過ごすのは、ご自身にとっても赤ちゃんにとっても決して良いことではありません。

当院は指圧の専門院であり、院長の高野は長年の経験と医学的な知識に基づき今まで多くの妊婦さんの施術をして参りました。

「マタニティ指圧とマタニティマッサージと違うの？」と思われれる方もいるかも知れませんね。

答えは同じ様なものです(笑)。

そして指圧は国家資格に認められた最も安全で優しい施術であり、そして確実な治療技術にして最高のリラクゼーションでもあります。

施術中はほぼ全員の方がウトウトされて、終わった後は気になるお体の辛さが無くなるか緩和されています。

妊婦さんのお体のケアは是非、当院に安心してお任せ下さい！

①　施術可能のタイミングは、安定期に入ってからとします。

②　最初の問診と触診には時間をかけて、安全を最優先します。

　➡　・医師からマッサージ等を止められていないか
　　　・血栓の存在について何か言われていないか
　　　・血圧は落ち着ているか
　　　・浮腫や静脈瘤があるか
　　　・その他医師からの注意事項はないか。

　　　　などを確認します

③　施術の姿勢は横向きが中心です。

うつ伏せは行いません。

仰向けの姿勢は、妊娠後期は、お腹の重みで静脈を圧迫して、低血圧症候群の原因になるので短時間にします。

また横向きの際は、抱き枕を使い、頭から足まで水平になるようにして、腹部にストレスがかからないように気を付けます。

④　足の内側や足の付け根、膝の裏側は大きな静脈が存在していて、血栓が存在するリスクが高いので、基本的に施術は行いません。
また叩打法（たたく）や揉捏（押して揉む）、震せん法（震わす）などの手技は、血栓をはがし、血栓症を引き起こす可能性があるので行いません。

⑤　三陰交、太渓、崑崙など、子宮を収縮を促す１５点ほどのツボ、または下垂体、甲状腺等のホルモンを分泌させる反射区といった部位の施術も行いません。

⑥　痛みのある指圧は、交感神経を働かせ血圧、心拍数、呼吸数を高める一方、子宮への血流を悪くするアドレナリンの分泌を促すため行いません。

⑦　妊娠中期以降は、リラキシンの影響で靭帯や結合組織がゆるんでいるので、他動的なストレッチは行いません。

⑧　長時間にわたり、体の広い範囲に熱を当てると、母体の体温上昇を引き起こす場合があり、胎児の発育に影響する場合があるので、温熱器具は基本的に使いません。

⑨　静脈瘤の個所は、血管が弱っている可能性があるので、基本的に施術は避けます。

⑩　指圧の圧し方は、指の力を抜き、適度の刺激を維持しながら、心地よい程度の力加減で循環を改善して、痛み等の緩和を図ります。

妊娠中の特有なお体の辛さから、短期間でも解放してストレスの軽減を図ります。

母体のストレスが軽減されることにより、赤ちゃんにも良い影響を与えることができます。

身体的にも精神的にも、とても大変な１０ヶ月間を乗り切るサポートをさせていただきます。